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2004年5月時点の情報を掲載しています。
Volume License Option(VLO)
企業および一般ユーザー向けディスカウントプログラム
Transactional License Option(TLO)
教育・研究機関向けディスカウントプログラム
マクロメディアの提供するボリュームライセンスプログラム『Macromedia Volume License Program(以下MVLP)』は、ポイント制度を用いたソフトウェア大量購入の際のディスカウントプログラムだ。本プログラムは、購入数に応じてディスカウントレベルと価格が決定する、シンプルで分かりやすいシステムを採用している。MVLPの導入によりライセンス管理と合理化と大幅なコストの削減が可能となるだろう。
マクロメディアの提供するライセンスプログラム「Macromedia Volume License Program(以下MVLP)」は、その内容を大分すると二つに分類される。一つは企業・一般向けの『Volume License Option(以下VLO)』で、もう一つは教育・研究機関を対象とした『Transactional License Option(TLO)』だ。MVLPの場合、基本的にはそれぞれのプログラムの中で、購入したソフトの数に応じて付与されるポイントによって、利用できるディスカウントレベルが設定されている。もちろん、一度にたくさんの本数を購入した方がよりディスカウントの割引率が高くなるが、割引レベルは初回の購入ポイントに応じて段階的に設定されているため、対象となるソフトウェアを購入する際は、最初に設定された一定のポイントを獲得するように、まとめて購入する必要がある。
企業・一般向けのプログラム(VLO)と教育・研究機関向けのプログラム(TLO)の大きな違いは、購入後のディスカウントの扱いだ。VLOの方は、初回購入時に発行される会員ナンバーを元に、2年間の期間でディスカウントが適応される。一方、TLOは、トランザクションごと、即ち購入機会ごとにまとまった本数を購入した場合適応されるディスカウントプログラムとなっている。
これら、マクロメディアの提供するライセンスプログラムは、非常にシンプルなルールのもとで運用される、わかりやすさが大きな特長である。結果として、購入時のユーザーの負担も減り、また販売店にとってもお客様にオススメしやすい有益なボリュームディスカウントプログラムだと言えるだろう。
■ 企業/一般ユーザー向け Volume License Option(VLO)
VLOは製品の導入規模により、小規模導入ユーザー向けプログラムの『Base Volume License Option(以下BVLO)』と、中規模組織や大企業向けの大口導入プログラムとなる『High Volume License Option (HVLO)』が用意されている。
VLOを利用する際は、まずライセンスを提供している製品を確認する。その際、対象製品にはポイントが割り振られているので、ユーザーは購入本数に応じたVLO適用の要件を確認する。
初回オーダー時に10ポイント〜99ポイント分の製品購入を行うことで、「BVLO」が適応され、その場合のディスカウントレベルはAとなる。また、初回購入時に100ポイント以上の製品購入の場合は、よりディスカウント率の高い『High Volume License Option (HVLO)』が適応され、HVLOにはB〜Gグレードというポイントに応じたディスカウントレベルが用意されている。両者とも、ディスカウントプログラムが適応されると、初回購入時にMVLP会員ナンバーが発行される。それ以降2年間は、適応されたグレードに応じた価格で、1本単位でライセンスを追加購入することが可能になる。また購入の際は、あらかじめお客様の購入履歴を確認する必要がある。購入履歴を確認の上、ディスカウントレベルが確定するので、確認後、購入金額が決定する。
BVLOとHVLOの大きな違いは、グレードの差異による割引率の他、ライセンスを追加購入する際の、子会社や支店の扱いだ。
BVLOでは、必要最低ポイントが低く設定されており、かつディスカウントレベルが一定なため、通常の複数購入の場合や、HVLOの条件に比べて、より簡単にライセンス資格を取得することが可能だ。また、国内に限り、有効なメンバーシップ番号を提示の上購入可能となり、その際特別な契約は不要となる。(国内のみの提供)
一方、HVLOでは、購入した企業の支店、子会社でも、メンバーシップを獲得した導入企業と同様に、ディスカウントレベルが適応された価格で対象商品を購入することが可能となる。多国籍企業の場合なら、世界中で同一のボリューム購入レベルを利用することができ、国ごとにライセンスを取得する必要はなくなる。更に、HVLOでは、有効なメンバーシップ番号を提示すると、取得したディスカウントレベルを世界中で利用することができる。言わば世界中で同一のボリューム購入レベルを利用することが可能となり、国ごとにライセンスを取得する必要はない。日本でレベルDを取得したユーザーは、米国での購入に際してもレベルDのディスカウントが適用されるという利点がある。
いずれにせよ、導入規模に応じて、ディスカウントレベルが細かく設定されているので、対象となる製品を複数導入する際は検討してみると良いだろう。
■ VLOのディスカウントレベルによる
FlashMX2004の価格参考例
『Transactional License Option(以下TLO)』は、教育機関(小学校、中学校、高等学校、専修学校、専門学校、大学・短期大学・大学院・職業訓練校・盲学校・聾学校・養護学校、教員研修を目的に地方自治体が設置した教育センター・教育研究所等)に対して適用される、国内を対象としたディスカウントプログラムだ。トランザクションライセンスは「その都度の購入」を対象として、条件の継続性はなく、10ポイント以上の対象商品購入が条件となる。VLOと異なりメンバーシップナンバー等の事前チェックもなく、条件に合致した上で「その都度」購入ごとにディスカウント価格が適応される。
また、TLO独自の仕組みとして、小・中・高校だけに提供されるライセンス商品として「マクロメディアスタジオMX2004&コントリビュート2.0 クラスルームライセンスForスクールズ ジャパン」というものがある。対象製品やユーザーは限定されてしまうが、36万円で300ライセンス、TLOのポイントとして80ポイントが付与されるという破格のディスカウント内容となっている。
■教育機関向け Transactional License Option (TLO)
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