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2004年11月時点の情報を掲載しています。
アドビシステムズのライセンスプログラムである「アドビライセンスプログラム」は、シリアルナンバーの一本化による、ライセンス管理の手間の軽減や、パッケージやマニュアル等の部材保管の省スペース化を可能としている。また、それだけでなく、常に最新版を利用できる「アップグレードプラン」との併用や、既に保有しているパッケージ製品をライセンスにまとめてアップグレードすることもできる。このページではその具体的な内容について解説していきたい。
アドビライセンスプログラムでは、各アドビ製品にポイント数が設定されており、購入を予定しているアドビ製品のポイントをすべて合算し、その合算ポイント数等によって、TLP4.0(Transactional License Program 4.0)とCLP4.0(Contractual License Program 4.0)の2種類のアドビライセンスプログラムからひとつを選択する仕組みを採用している。この仕組みによって、製品の組み合わせは自由自在に行うことができる。たとえば小規模デザイン事務所で5人分のAdobe Photoshop、Adobe Tllustratorをそろえ、ウェブデザイン担当者向けにAdobe GoLiveを導入する。このようなケースでも、問題なくアドビライセンスプログラムを利用することができ、ソフトウェア導入のコストを削減できるのだ。
アドビライセンスプログラムのメリットは、コスト面だけではない。システム切り替えなどにおけるインテグレート作業において、大量のPCに対し、一台一台異なるシリアルナンバーを使用して、ソフトウェアをインストールしなければならないとすると、その手間は莫大なものとなり、システム管理者の負担も非常に大きくなる。しかし、アドビライセンスプログラムで購入すると、シリアルナンバーで管理ができるので、そうした手間を省くことができる。
●中堅・中小企業向けTLP4.0
TLP4.0は、日本国内のみでの利用となり、ひとつの会社(法人)に対し適用される。このため、個人経営事務所や中堅・中小規模企業、事業所単位でライセンスを導入する際に便利なライセンスプログラムとなっている。TLP4.0では、購入するアドビ製品の合計ポイントが1,500以上の場合に選択することが可能となっている。購入時の手続きについては、TLP購入申込書を提出するだけなので、一回の取引で完結し、手軽に利用できる。また、契約書の締結をせずに、ボリュームディスカウントの特典を希望したい、といった要望にも応えることができる。
●大企業向けCLP4.0
CLP4.0では、契約期間が2年間と決まっており、初回に導入したライセンス数に応じて、価格レベルが決定する。初回導入時のライセンス数が多ければ多いほど、割引率が高くなるのだ。また、契約期間中、追加で購入をした場合には、ポイントがそれまでの累積ポイントに加算され、次の価格レベルに達した場合は、翌月から、より高い割引率が適用される。CLP4.0は、ポイントが40,000以上の場合に選択ができ、所定の契約書の締結が必要となるが、グループ企業や海外の事業部など、広範囲にわたるソフトウェア導入が可能である。
●期間中なら無料でアップグレードいつでも最新版が利用できる
アップグレードコストを削減し、なおかつ常に最新版を利用したいという場合には、「アップグレードプラン」がオススメだ。これは、契約の有効期限内であれば、何度バージョンアップが行われても、その製品の最新版を常に利用できるというプランで、それぞれ製品単位での契約となる。TLP4.0、CLP4.0ともに併用が可能だが、購入する場合には、最新バージョンのライセンスを所有していることが必須条件となる。そして、このプランでは、有効期間が設けられており、TLP4.0では、法人向け・教育機関向けで2年間、官公庁向けで1年間となり、CLP4.0では、CLP契約の終了時点で有効期間も終了となる。また、TLP4.0の場合では、購入時の条件として、新規ライセンスまたはアップグレードライセンス(既に旧バージョンのライセンスを保有している場合、最新バージョンのライセンスにアップグレードする)と同時購入する必要がある(CLPの場合は左ページ比較表の通り)。
複数本のアプリケーションを導入するのであれば、アドビライセンスプログラムとアップグレードプランの導入によって、ソフトウェア導入時のコストを大幅に削減できるようになる。こうしたお得なプランはどんどん活用していきたいところだ。
●教育機関向けのライセンスプログラム
アドビシステムズでは、教育機関に従事しているユーザーや学生たちに、「アカデミックパッケージ」として、アドビ製品をより安いコストで提供している。そしてこのアドビライセンスプログラムにも、教育機関向けのお得なプランが用意されている。それが「アカデミックライセンスプログラム」だ。このライセンスプログラムにも、TLP4.0とCLP4.0があるが、それぞれを利用するためのポイント数は、TLP4.0では1,000ポイントから加入可能、CLP4.0では、6,000ポイントから加入可能と、一般契約の場合と比べて、大幅に引き下げられている。
■ ポイント数により選べるプラン
■ TLP4.0・CLP4.0比較表
■ 各製品へのポイント割り当て例
■ 価格レベル(企業向けプログラム)
■ TLP4.0ライセンスプログラム購入例
■ アップグレードプラン使用例
■Adobe製品に関するお問合せ先
株式会社大塚商会 Adobe販促課
mail:
adobeinfo@otsuka-shokai.co.jp
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