BPNavigator to GO - ソフトウェアライセンス

　大塚商会の販売最前線からお届けするセールスノウハウマガジン「BPNavigator」のWEB版です。

2005年7月時点の情報を掲載しています。

統合的な情報漏えい対策ツールなどを提供しているクオリティ株式会社は、シンプルで管理しやすいライセンス体系をとっている。サーバライセンス、クライアントライセンス、コンソールライセンスといった3種類のライセンス管理を行う必要があるシステムもある中、クライアントライセンス1種類だけで利用することができる。さらに、ライセンス管理自体を行うアプリケーションも用意されている。

　個人情報保護法の完全施行も開始され、個人情報漏えい対策の必要性は日に日に高まっている。しかし、情報漏えいは、「これだけをやれば防げる」というものではなく、統合的にシステムを構築しなければ対応できない。また情報漏えい対策を行いたいが、問題がどこにあり、どういう対策を行えばいいか分からないという企業も多いだろう。そこで、クオリティ株式会社では、情報漏えい対策のための「QND統合漏洩対策」を提案。この目的を達するため、「統合基盤」「させない」「出させない」「見つける」「残さない」「入れない」「見せない」といった、広範囲なソリューションが用意されている。
　まず、企業内PCのどこに問題があるかといったリスクを把握する。『QNDα/QAW』を使うと、各クライアントPCの「セキュリティ・パッチ適用状況の確認や徹底」や「ウイルス対策ソフトの適用状況の確認」といった作業を行うことができる。『eX PDS』は、社内に存在する「個人情報ファイル」を探査し、管理者にその保存場所を通知する。これにより、個人情報の保有状況やクライアントPCの脆弱性など社内PCの状況を台帳化し、情報漏えい対策の基本情報とすることができる。
　『eXα CLT』を利用すると、操作ログを収集することができるようになる。操作ログは、不正利用を抑止するだけでなく、情報漏えいが起きた際の原因特定にも役立つ。『eXα WP』は、USBメモリやFD、CD-R等へのファイルの書き出しを制御し、外部記憶媒体への流出を防ぐことができる。さらに、『eX DE』を使えば、ハードディスク内に保存されているデータを安全に消去することができる。PCを廃棄したり、ユーザ変更を行う前には確実なデータの消去を行うことが、非常に重要だ。その他、検疫ネットワークを実現する『Secure Controller連携キット』、ファイルアクセスを制御する『DKS/DKS社外秘』など、あらゆるシーンで活用可能なソリューションを用意されている。
　また、これらのソリューションは、PDCAサイクルに適応させることで、さらに発展・継続的に情報漏えいの防止対策を進めることが可能で、それぞれの製品で「Plan」「Do」「Check」「Action」を行うことができる。

■QND統合漏洩対策

■個人情報保護のためのPDCAサイクル

　クオリティのライセンス体系は非常にシンプルで、基本的にはクライアントライセンスだけを購入すれば、利用できるようになっている。サーバライセンス、クライアントライセンス、コンソールライセンスの3種類のライセンスを導入しなければならないようなシステムと比べて、非常に管理しやすい。
　また、ディスカウント体系もシンプルで、購入するライセンス数のボリュームに合わせて、購入価格もディスカウントされる。また、ライセンスを追加する際には、始めに購入したライセンス数と、新規購入分をプラスしたディスカウント価格で購入することができる。たとえば、最初に100本購入し、次に100本購入する場合には、200本のボリューム価格で購入することができるのだ。
　クオリティ製品のライセンス体系で特徴的なことは、ライセンスのバージョンアップサービスの適応期間だ。新規にライセンスを購入すると、1年は、最新のバージョンの提供を無料で受けることができる。そして、1年ごとにバージョンアップサービスを更新していくことになるのだが、追加ライセンスの購入の場合は、最初に購入したライセンスのサービス適応期間に合わせることになる（右図参照）。
　さらに、『QNDα/QAW』は、ライセンス管理ツール機能も搭載している。マイクロソフトやアドビ、オートデスクといったメーカーのアプリケーションに、標準で対応しているので、すぐにでも使い始めることができる。

■ ソフトウェアライセンス体系例

■ 新規ライセンスと追加ライセンスの契約期間

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