 |
   |
| ｜News｜にっぽんの元気人｜巻頭特集｜第2特集｜Focus｜コラム｜イベント｜バックナンバー｜vol35以前のバックナンバー｜ |
 |
||
| 2013年7月時点の情報を掲載しています。
|
||
  現代の企業経営にとって、ITは欠くことのできない要素となっている。ITは企業にイノベーションをもたらしてくれるだけでなく、国内外の同業他社との競争に打ち勝つための“武器”ともなるからだ。ビジネスモデルによっては、ITがなければそもそも業務を遂行できないことさえある。 このような観点に立つと、企業経営におけるIT投資の重要性もはっきりと見えてくる。どれほど早く結果が出るか、投資回収率（ROI）がいくつになるかは業種・業態によって異なるものの、ITに投資すればプラスの見返りが得られるのは確実。あとは、いつ、どこに、どれだけ投資するかを戦略的に決めればよいのである。  では、いつ投資すればよいのか？ 現下の情勢に鑑みれば、「2013年度のなるべく早い時期」というのが適切な答になるだろう。 理由は2つある。 まず、第2次安倍内閣の経済政策「アベノミクス」、特にその中の個別政策として掲げられた「円高の是正」によって、為替レートが円安へと急速に変化した。円安の局面では輸入品の価格が上昇するから、主要部品、もしくは機器自体を輸入に頼るIT機器は早めに購入したほうがよいのである。事実、アップルは、5月から6月にかけてタブレットやPCを6〜18%（6月11日付け日経新聞による）値上げした。 また、石油や液化天然ガス（LNG）の輸入価格も新規契約分から上がることになるから、電気料金もしばらくは上昇傾向が続く。電気を早めに購入することはできないので、消費電力の少ないIT機器へと早く買い替えて、毎日の電気料金を節約するしか手はないだろう。 次に、消費税が2014年4月から増えるという事情がある。昨年8月に成立した消費増税法に基づき、2014年4月には消費税が現行の5%から8%へとアップ。さらに、その1年半後の2015年10月には10%になる予定だ。もちろん、IT機器も対象である。 過去の例からも明らかなように、物品への税率が上がる時は、安いうちに買っておこうという駆け込み需要がその直前に発生する。また、売り手の側にも、税率が上がった後の売上高減少を“税率が上がる前の最後のセール”でカバーしようという心理が働く。 その結果、“最後のセール”に大幅な値引きは期待できなくなる。だから、その前後にPCなどのIT機器を買い替える予定があるのだったなら、前倒しで発注したほうが好い条件を提示してもらえるはず。納期にもよるが、できれば半年以上前の2013年9月、遅くとも2013年内には交渉を済ませておきたい。  「いつ」が決まったら、次は「どこに」「どれだけ」か？ 導入の必要性や投資回収率（ROI）からすると、今もっとも望まれているのはPCと照明の買い替えだ。PCについては、Windows XP対応機からWindows 8/Windows 7対応機にリプレースすることが2014年4月までの緊急の課題。照明器具については、白熱灯・蛍光灯・水銀灯をLED照明に交換することによって電気料金の大幅な節約が見込める。  続き「為替変動、消費税増税、Windows XPのサポート終了 etc 今、おすすめしたいIT投資とは？」は本紙でご覧下さい。 |
■過去6か月の為替の変動  |
|
 |
||
 |
||
本紙の購読申込み・お問合せはこちらからCopyright 2013 Otsuka Corporation. All Rights Reserved.