現在、プロジェクト管理ツールの需要が急速に高まっており、今後は、システムやソフトウェア開発のスケジュール管理から、進捗管理や品質管理、変更管理など管理領域全般に用途が拡大すると予測されている。さらに、企業の日常業務を管理するという観点から、内部統制やIT全般統制対策ツールとしての需要も見込まれている。しかし、現状は未だ大企業への導入も一巡していないため、SIerにとってはビジネスを拡大するチャンスといえる。
日本のプロジェクト管理は、大半がスタンドアロンのクライアント版ソフトウェアで行われており、手頃な費用で利用できるサーバ対応製品が少ないのが実情だ。たとえば、オフィスツール系のプロジェクト管理ツールは低価格だが、クライアント数に応じてライセンス購入する必要があるため、ユーザー数が増えると導入コストが高くなる。一方、多種多様な機能を有する大規模向けのプロジェクト管理ツールは高額なので容易に導入することはできない。
また、クライアント版ソフトウェアによる進捗管理では、マネージャーがメンバーから情報を収集し、そのデータを入力して各メンバーに配布する方法が一般的なので、タイムリーな情報共有ができず、マネージャーの作業負担が大きい。さらに案件ごとにファイルが分散するため、その管理に手間がかかり、セキュリティ面でも問題が生じてくる。
そこで、こうしたプロジェクト管理の課題を解消するため、サイオスは、プロジェクト管理W e b アプリケーション『ProjectKeeper Professional』を開発し販売を開始した。
導入により、プロジェクトメンバーが随時データを入力することでリアルタイムに全員で情報共有できるようになり、マネージャは入力されたデータを見て、管理や分析に専念できる。情報はサーバで一元管理されるので、メンバーの稼動状況が一目瞭然になる。メンバーごとや情報の種類ごとに柔軟なアクセス権限を設定できるので、セキュリティ管理も一元化され効率的な管理が可能になる。
『ProjectKeeper Professional』は、製品パッケージにアプリケーションサーバ『WebSphere』とデータベース『DB2』を同梱して提供する。
ライセンス料金は200万円/サーバCPUで、サーバに搭載されているプロセッサのコア数に係数を乗じて必要なライセンス数を算出する「プロセッサコアライセンス」を採用(表1)。これにより、どんなにユーザー数が増えても、すべてのプロジェクトメンバーが利用できる環境を安価に用意でき、導入コストに影響することはない。複数のプロジェクトで使用するほど、それだけコストメリットはアップする。サポートサービス(年間保守)料金も、1ライセンスあたり30万円とリーズナブルだ。
このように低コストで本格的なプロジェクト管理が行える『P r o j e c t K e e p e r Professional』を、まずは販売パートナー自らが実際に活用し、使いやすさや管理効果を実感していただくことをおすすめしたい。