酷暑が続いた季節が終了すると、朝晩が心地よくなってきます。脳機能 は、昨今、非常に注目を集めている分野ですが、秋という季節は脳が活 性化するのでしょうか、筆者は知的刺激を求めて博物館や美術館を訪れ る回数が増えます。インターネットなら自宅にいても芸術作品を鑑賞でき ると考える読者もいることでしょうが、やはり本物を見ると「違うなぁ」とつ ぶやくはずです。ご自身の五感の向上にも努めましょう。 ○設問01 毎日のようにお世話になっていますよ ネットワーク上を流れるデータは、メールやHPなど、多種多様です。各データのプロトコルを解析して、他のネットワークに中継する機器がルーターです。ネットワーク層のアドレスを見て、どの経路を通して転送すべきかを判断する経路選択機能だけでなく、利用者に対応しているプロトコル以外のデータを破棄したり、複数のプロトコルに対応するマルチプロトコルルーターもあります。モデムとルーター、ルーターとハブを組み合わせた複合製品、無線LAN機能内蔵型まであります。ご自分の目的に合致したものを選択しましょう。 ○設問02 可愛い名称ですが便利なテキストです Webサイトを公開している人が、そこに訪ねてきた人のパソコンに一時的にデータを書き込み、保存させる仕組みがCookieです。保存データは、ユーザーに関する情報や最後にサイトを訪問した日時、サイト訪問回数などです。Cookieはユーザーの識別に使われ、認証システムや、WWWによるサービスを利用者ごとにカスタマイズするパーソナライズシステムの要素技術で、My Yahoo!やExciteフレンズなどのサイトで採用されています。Webサイトのアクセス時にID・パスワードを送信させ、自動ログインさせるシステムはお馴染みですね。 ○設問03 マッシュアップが簡単になりました 文書やデータの意味、構造を記述するためのマークアップ言語の主流がXMLです。マークアップ言語は、「タグ」と呼ぶ特定の文字列で地の文に構造を埋め込む言語で、XMLでは利用者が独自のタグを指定できます。任意のデータをHTMLと同様の感覚で送受信できるように作成されました。XMLは他のマークアップ言語の骨組みとして利用されます。XMLベースのマークアップ言語では、リモート経由で他のコンピュータのサービスを呼び出すSOAPや、Web上でベクター画像の表現を行なうSVGが有名です。PC間のデータ送受信も可能です。 ○設問04 現金でなく貯蔵庫のほうです 使用頻度の高いデータを、半導体メモリなどの高速記憶装置に保存すれば、HDDのみで処理するよりも処理速度を向上できます。こうした高速化することや高速な記憶装置自体を「キャッシュ」と呼びます。メモリをHDDのキャッシュに応用したと考えて良いでしょう。キャッシュはデータ通信にも活用され、低速な通信回線で読み込んだデータでも、HDDに保存すれば、次に読み出すときには高速でデータ閲覧できます。また、CPU内部のキャッシュメモリ領域を意味するときがあります。最近ではSSDのキャッシュ活用が注目されています。 ○設問05 リンクを便利にしたものですね トラックバックは、リンク元サイトに「このような記事からリンクを張った」という情報を通知する仕組みで、リンク元記事のURLやタイトル、内容の要約などが送信されます。トラックバックされたサイトはこの情報を元に「この記事を参照している記事一覧」を自動的に生成できます。相手に送信されるトラックバック通知を「トラックバック・ピング」(trackback ping)、通知送信先を「トラックバックURL」(trackback URL)と呼びます。数多くブログの記事には、「この記事へのトラックバックURL」が記載されているはずです。 ○設問06 どこまで大容量低価格化できるか注目です フラッシュメモリを記録媒体に採用したドライブ装置がSSD(別名フラッシュメモリドライブ)です。HDDが採用するATA規格に準拠し、将来的にはHDDに代わる高速ストレージになる可能性があります。SSDはHDDと違い、ディスクを持たないため、データ記録に読み取り装置(ヘッド)をディスク上で移動させる時間(シークタイム)や、ディスク上の目的のデータがヘッド位置まで回転してくる時間(サーチタイム)が存在しないので、データの読み書きを劇的に高速化できます。SSDは消費電力の低減、耐衝撃性もHDDより堅牢です。HDDと比較して高価格な点の解決を望みましょう。 ◎設問1→ ルーター(router)/設問2→ クッキー(Cookie)/設問3→ XML(Extensible Markup Language)/設問4→ キャッシュ(cache)/設問5→ トラックバック(track back)/設問6→ SSD(Solid State Drive)
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