○今度こそサムネイルの利用価値が分かる【正解→2 Windows Aero】
タスクバーのアイコンにマウスカーソルを重ねると、ウインドウの内容がサムネイル画像で表示されます。半透明でウインドウを表示したり小さなサムネイルを表示したりできるのが「Windows Aero」機能です。Vistaから搭載された機能ですが、Windows 7ではこの機能を改良してアイコンごとに、開いているウインドウのサムネイルを見られます。サムネイルにカーソルを重ねると、ほかのウインドウは枠を残して透明になり、選択したウインドウが最前面に表示されます。数多くのウインドウを開きながら作業する人には便利ですね。
○頻繁に利用するファイルを右クリック【正解→4 ジャンプリスト】
Windows 7のタスクバーの特長的な新機能が、アイコンを右クリックすると表示される「ジャンプリスト」。頻繁に利用する機能や、過去に開いたファイルを表示でき、IE8なら開いたページ履歴を見られます。Vistaの場合、ソフト起動後、メニューから「最近使ったファイル」を選択する必要がありましたが、Windows 7では、一連の作業を省略して以前使ったファイルを開けます。作業効率がアップすることでしょう。ソフト会社がカスタマイズしたジャンプリストの場合、そのソフトが使用する機能を即座に呼び出すこともできます。
○32ビット版と64ビット版【正解→3 64ビット版】
Windows 7のパッケージ版には、32ビット版と64ビット版の両方のディスクが同梱されています。64ビット版をプリインストールしたPCも、Vistaとは比較にならないほど、店頭で見られます。32ビット版と64ビット版の最大の違いは、利用できる最大メモリ容量です。32ビット版は2の32乗(約4GB)までのメモリが利用でき、64ビット版は2の64乗までのメモリを理論的に扱えます。各社のPCにより、搭載可能なメモリは違いますが、64ビット版を使用するなら、必ず4GB以上のメモリを搭載できるPCを選択したいものですね。
t e x t × G e n s e i S h i m a k a w a 【島川言成】 PC黎明期は秋葉原の有名量販店幹部、PC成長期は国内機械翻訳ベンチャー管理職及び外資系音声認識・合成企業、国内マーケティング部長、セキュリティベンチャー企業社外取締役。PC成熟期は専門学校講師。硬軟自在なIT業界の活写に数多くのファンを持つ。寄稿及び著書多数。