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| 2009年5月時点の情報を掲載しています。
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政府のIT戦略本部がIT投資を景気浮揚につなげる緊急プランとして、 総額３兆円を投入して最大50万人の雇用創出を考えている模様です。 重点分野は、医療現場ITインフラ強化、電子行政推進、地域社会や中 小企業でIT化をリードする人材育成、新産業の創出や既存産業の効率 化など。今後、各自治体も百年に一度という不景気への対策を出すこと でしょう。緊急プランをビジネスチャンスに変える組織作りが大切です。 ○Webアプリと既存アプリの融合へ【正解→4】 Google がネットワーク経由で提供するWebアプリ開発基盤 「Google App Engine」上で稼働する業務アプリケーションがあれ ば便利です。それをJavaで開発したのがサイオステクノロジーの ｢SIOS Integration for Google Apps｣です。企業や団体の会員を 管理し、会費を徴収するアプリケーションで、入会の受付や会員情 報の管理、会費の支払い、決済の機能も備えています。すでにJava 関連のオープンソースソフトを開発するNPO法人のSeasarファウン デーションが採用しました。今後、Webアプリと既存アプリの融合 が進むことでしょうね。 ○オンリーワンにも問題あり【正解→1】 NPO法人ブロードバンド・アソシエーションが、「IT国際競争力研 究会（俗称：超ガラパゴス研究会）」が発足しました。日本はデバイ スレベルでは世界最高水準の技術を有していながら、IT企業の国 際競争力が弱いという奇妙な｢ガラパゴス化現象｣国になっていま す。同アソシエーションでは、内需拡販から外需（グローバル市場） 拡販へ、国内ニーズからグローバル市場ニーズへ、国内シェア競争 から国際的デファクトスタンダード競争へ、といった閉鎖的な環境で 独自の進化を遂げてしまったガラパゴス脱却を目標とするそうです。 ○.NETをマルチプラットフォームで【正解→1】 .NETの選択は、基本的にWindowsプラットフォームに順ずるこ とも意味します。.NETには、ECMA（ヨーロッパコンピュータ工業 会）とISO（国際標準化機構）に承認された標準CLIがあります。こ れで開発者は、他のプラットフォーム向けオリジナル.NETバージョ ンが提供可能になり、Windows、Linux、Solarisなどに応用でき る、｢Mono Project｣も生まれました。本家の.NETは、新APIや 解 説 技術を次々と提供されます。これではMonoランタイム上の実行に 支障が出る可能性が高まります。この問題への対処が｢MoMA （Mono Migration Analyzer）」です。 ○携帯電話とカーナビのコラボ【正解→2】 携帯電話で取得したドライブ情報をカーナビに送信して目的地 設定できれば便利ですね。そんなシームレスな連携を実現する規 格が「フォトリモ＠ナビVer1.0」です。シャープは、JPEG画像に制 御情報を付加してデジタル機器を操作する仕組みの「フォトリモ」を 開発し、923SHや930SHなどシャープ製の携帯電話や液晶テレビ 「AQUOS」で採用しました。これに着目したのがカーナビを得意 とするパイオニアです。今後、携帯電話とカーナビのコラボから、 到着時間連絡、携帯情報カーナビ表示など、さまざまなサービス が提案されます。 ○新スパム対策フィルタが必要か【正解→3】 ロシアのセキュリティベンチャーKaspersky Labが、Conficker.C ワームに感染したマシンのスパムメール大量送信に警鐘を鳴らし ました。Conficker.C及び亜種は、各国で問題となっているボット 型マルウェアのWaledacを呼び込んでいたとか。同社は、 Waledacはコントロールセンターに繰り返し接続し、コマンドを受 け取り、スパムの送信をはじめていると説明します。内容は入手 しづらい医薬品の宣伝で、ボット1台だけで12時間に4万2,298通の スパムメール送信を実行したようです。スパム対策フィルタに新対 策が求められそうです。 ○問題はどこまで普及するか【正解→4】 名刺はビジネスに不可欠なツールです。国内だけで、年間約 50億枚も交換されながら、そのデジタル化は手付かずでした。 既存の名刺は紙というアナログ媒体で、OCRで読み取らせDB化 するシステムならありました。IT活用で、単純な情報管理から、 営業効率化や顧客管理に活用させようと考えたのが、「Link Knowledge（リンクナレッジ）」です。スキャナー1台と専用のアプ リケーションを提供し、データ入力の代行と 名刺管理、顧客管理、営業管理のための SaaS型ソフトウェアを顧客に提供するクラウド 型のサービスとなっています。
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