三菱重工業で発生したセキュリティ事故で明らかになった「標的型メール」の脅威。特定の企業や団体、個人を標的として送りつけられ、PCにウイルスを仕込んで情報を盗み出す。特徴的なのは、一見悪質メールには見えないような工夫がほどこされていること。官公庁などの信頼できる機関からの送信を装い、いかにもビジネスメールのような件名と文面になっているので、注意深い人でもつい添付ファイルを開いてしまう可能性がある。それゆえに100%効果がある対策はないが、「セキュリティツール活用」や「教育と訓練」などの対策をとることで脅威に対抗できる。 |