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巻頭特集 Ultrabookがオフィスのワークスタイルを変える!
2012年7月時点の情報を掲載しています。

「Ultrabook」と呼ばれる薄型軽量ノートPCが注目を集めている。インテルがUltrabookのコンセプトを初めて明らかにしたのは2011年6月。その後、2011年秋から2012年春にかけて、各社から第1世代のUltrabookが発売された。2012年夏には早くも第2世代のUltrabookが登場する。この第2世代Ultrabookは、最新の第3世代Core iシリーズを搭載することで、処理性能は向上し、バッテリー持続時間も長くなるなど、さらに製品としての完成度が向上している。そこで本特集では、今後、Ultrabookがどう進化していくのか、そしてその進化によってオフィスのワークスタイルがどう変わるのか、探っていくことにしたい。



進化するUltrabookの行方 第2世代のUltrabook発表で盛り上がる市場

ホップからステップへと進化したUltrabook
 現在のPC市場のトレンドといえば、「Ultrabook(ウルトラブック)」だろう。Ultrabookとは、インテルによって提唱された薄型軽量ノートPCのコンセプトであり、ノートPCの進化形ともいえる製品だ。インテルによって、Ultrabookの構想が初めて明らかにされたのは、2011年6月のことであり、2011年秋から2012年にかけて、第1世代のUltrabookがPCメーカー各社から登場した。Ultrabookは当初から、ホップ・ステップ・ジャンプという3ステップで進化することが表明されており、第1世代Ultrabookは、ホップにあたる黎明期の製品といえる。
 2011年秋から2012年春にかけて登場した第1世代Ultrabookは、第1世代とは思えないほど完成度が高く、十分に魅力的な製品であった。各社からUltrabookが登場し、Ultrabookという言葉の認知も進んだ。
 しかし、インテルは第1世代Ultrabookの成功に飽き足らず、当初の予定通り、2012年4月にコードネームIvy Brdigeと呼ばれていた最新プロセッ「第3世代Core iシリーズ」を発表した。4月に発表された第3世代Core iシリーズは、デスクトップ版とモバイル版の上位製品のみであり、熱設計電力の関係でUl t rabookには搭載できなかったが、2012年6月にUltrabookなどに向けた低電圧版が追加された。その発表を受け、第3世代Cor e iシリーズを搭載した第2世代Ultrabookが相次いで発表され、Ul t rabookは初登場から1年も経たずに、ホップからステップへと進化することになった。


第2世代Ultrabookでは国内メーカーが新たに参入
 第2世代Ultrabookは、プロセッサが第3世代Core iシリーズに進化したことで、第1世代に比べて演算性能や描画性能が向上しただけでなく、バッテリー持続時間もより長くなった。また、チップセットはUSB 3.0を標準サポートしたため、USB 3.0の搭載は必須となった。さらに、液晶のバリエーションが広がり、15.6型液晶を搭載したUltrabookやフルHD対応液晶を搭載したUltrabookも登場した。また、第1世代Ultrabookを製造していなかったメーカーも第2世代Ultrabookの登場を機に、新たに参入するところが増えてきた。富士通やソニー、NECといった大手国内メーカーが新規参入したことで、市場での存在感もさらに大きくなった。
 各社の夏モデルとして、第2 世代Ultrabookが発表された今こそ、Ultrabookの提案、そして導入に最適なタイミングである。


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■Ultrabookの仕様について図
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【巻頭特集】

・昨年効果のあった節電対策の提案シナリオ 節電ビジネスの拡販で2012年夏を乗り切る! 【Vol.62】

・新年度ビジネス提案のキーワード その課題、仮想化が解決します!【Vol.61】

・エンドユーザ様とパートナー様の躍進の年へ 激変したITビジネス2012年の商流を占う【Vol.60】

・クラウドサービスの真打ちが登場!『たよれーる Office 365』から始まるビジネスチャンス 【Vol.59】


   
 
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