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巻頭特集 このチャンスは逃せない! Windows 8の導入シナリオ
2012年11月時点の情報を掲載しています。

Windows 8が発売されてから約1カ月が経過した。新しくタッチUIを搭載したWindowsの評価は良好のようだ。ビジネス市場でも、Windows 8を搭載したタブレットが注目され、搭載機器の発売が待たれている。これまで発売されたノートPCやウルトラブックへの搭載も進み、ウルトラブックの第3世代となる分離・変形可能なモデルも順次発売されている。年末から来年にかけて、Windows 8を搭載した新製品の発売ラッシュが予定されており、このビジネスチャンスをどう取り込むかが、パートナー様の腕の見せ所となる。そこで、本特集では、Windows 8を提案する際に参考となりそうな目的やシーンに注目し、ポイントを紹介したい。



待望の「Windows 8」がついに登場!

ビジネスに有効な機能満載でリプレースを加速させる
 Windows 7の登場から3年が経ち、いよいよ待望の「Windows 8」が登場した。Windows 8 ProやWindows 8Enterpriseには、ビジネスパーソンの手助けとなるさまざまな機能が新設・強化されている。例えば、効率をさらに高めたデータの暗号化機能のBitLocker(ビットロッカー)、専用のVPNを構築しなくても、社内ネットワークへセキュアにアクセスできるDirectAccess(ダイレクトアクセス)、不適切なアプリを使用させないAppLocker(アップロッカー)、セキュアブート、USBデバイスでOSを持ち歩けるWindows To Goなど。これらの機能を目当てに新規導入やアップグレードを予定している企業も多いようだ。
 また、Windows XPの延長サポート終了日(2014年4月8日)が迫っていることも、買い替えやアップグレードへの強い追い風になる。今でも多くの企業がWindows XPを使い続けているのは、動作が軽快でありながら、必要最低限の機能は確保できることが理由だと想像できる。また、Windows VistaとWindows 7には「Windows XPへのダウングレード権」付きのエディションがあったので、社内のPC環境を統一するために最新のPCをあえてWindowsXPで稼働させている企業もある。
 しかし、Windows 8に付与されるダウングレード権で選べるのはWindows7とWindows Vistaだけ。社内のPC環境をWindows XPに揃えることは事実上不可能になるので、「この機会に、残っていたWindows XP環境をすべてWindows 8に移行しよう」と考える企業が増えることは想像に難くない。
 さらに、Windows 8にはPCビジネスの活性化につながるもう一つの重要な要素がある。それが、新しいユーザインターフェース(UI)だ。Metroという開発コード名で知られていたこの新インターフェースの最大の特長は、タッチ操作に対応していること。Microsoft Officeなどを使うためのWindows PCでも、スマートフォンやタブレット端末と同じ使い方(タップ、フリック、ピンチアウト、ピンチインなど)が可能になるのである。
 もちろん、Windows 8をフル活用するにはタッチパネル搭載のデバイスが必要だ。デスクトップPCの場合は液晶ディスプレイをタッチパネル付きのものに交換する必要があるし、ノートPCの場合はタッチパネル付きPCへの買い替えが前提となる。ハードウェア費用がタッチパネルのぶんだけ増えることは避けられないから、パートナー様にとっては、どれだけコスト効率の高いシステム提案をできるかが商戦の行方を左右することになるわけだ。
 そこで、本特集では、「新しいデバイス」「64bitへの移行」「対面営業の提案」「教育現場への提案」をキーワードに、Windows 8の導入提案のポイントをまとめてみた。


もう一つのWindows 8「Windows RT」
 Windows 8にはWindows RTという魅力的な"タブレット端末エディション"も用意されている。Windows RTが他のエディションのWindows 8と異なるのは、Windows PCに使われているx86プロセッサではなく、スマートフォンやタブレット端末でおなじみのARMプロセッサで動作すること。小型・軽量・低消費電力のタブレット端末でもWindows 8の大部分の機能を使えるのだから、出張や営業活動に持って行くモバイル機器にはぴったりのWindowsエディションとなることは間違いない。
 ところがWindows RTは「x86のプログラムをインストールできない」「ドメインへの参加ができない」といった点に注意が必要だ。Windows 8 Proと同じようには、ビジネスでは利用できない可能性があるのだ。年末から来年の初旬にかけて、続々と
Windows RT搭載タブレットのリリースが予定されている。非常に魅力的なデバイスだが、右記の注意点を理解した上で提案したい。


arrow 続き、「Windows 8 目的やシーン別 導入のススメ」は 本誌を御覧ください。
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Backnumber
【巻頭特集】

・このチャンスは逃せない! Windows 8の導入シナリオ 【Vol.64】

・Ultrabookがオフィスのワークスタイルを変える! 【Vol.63】

・昨年効果のあった節電対策の提案シナリオ 節電ビジネスの拡販で2012年夏を乗り切る! 【Vol.62】

・新年度ビジネス提案のキーワード その課題、仮想化が解決します!【Vol.61】

・エンドユーザ様とパートナー様の躍進の年へ 激変したITビジネス2012年の商流を占う【Vol.60】


   
 
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