昨年を振り返りますと、国内の景気は穏やかな回復傾向にあるものの、不安定な国内政治や中国・韓国との緊張関係、欧州の財政問題などの影響により、先行きは不透明と、難しい1年になりました。長く続く円高に苦しむ各メーカー様とお話ししても、暗中模索のようです。景気の先行きを見定められないため、IT関連投資の動きは鈍く、投資マインドは冷えています。
昨年は、操作方法に大きな変化を遂げたWindows 8がリリースされ、2014年にサポートが終了するWindows XPからのリプレース需要が期待されています。ビジネス市場への導入動向としては、まずはWindows 7へのリプレース。そして、モバイル用途に向けたWindows 8の試験導入が進むと予想しています。また、Windows 8を搭載したスレートPCやウルトラブックといった魅力ある新しい製品の登場も明るい話題です。
新しいWindowsの登場、さらには普及の進むiPadなど、混在するクライアント環境の管理、Windows Server2012への移行は、簡単ではありません。このような背景のなかY2K以来、システムを再構築する大型案件の動きはまだありません。そして中堅・中小企業の皆様には、ITの力で生産性を高め、経費を削減する余地がまだまだ存在しています。この大きなビジネスチャンスを逃さないためにも、準備を進めておく必要があります。
ビジネスパートナー事業部では、パートナー様が自社のソリューションと組み合わせて、エンドユーザ様にご提案できるサービス&サポートに力を入れて参りました。
その中でも2010年に開設した「PSC(パートナーサービスセンター)」は、パートナー様のPC修理専用窓口として、ご好評をいただいております。メーカー保証や技術者によるオンサイトサポートでは、サービスを受けるまでに、煩雑な手続きが必要です。PSCでは、弊社から販売したPCに関して、電話1本で回収から修理、返却をワンストップで行っています。実際に利用されたパートナー様からは、「マルチベンダーに対応し、短納期で助かる」「実際に利用してみて便利さを実感した」「修理サービスのおかげで売上げが伸びた」とご好評いただいております。
また、サプライビジネスを始めたいとお考えのパートナー様のご要望に応えられるのも大塚商会ならではです。『たのめーる』の仕組みを利用した『TPS-SHOP』は、オフィスで必要なサプライをすべてご提案いただける豊富な商材が魅力です。パートナー様が販売されたコピー機やプリンタのトナーや用紙はもちろん、飲料水からLED照明までご提供いただけます。
これらに加え、弊社のインフラをそのまま活用していただけるWeb回線サービス『アルファメール』やSaaS販売プラットフォームの『BP PLATINUM Type-S』などをパートナー様本来のビジネスにプラスしてご提案することにより、バリューが増して、ビジネスを拡大するチャンスが生まれます。
これらを基盤として、パートナー様を支援するサービス&サポートの体制が充実しています。弊社とお取引いただく大きなメリットを存分にご活用いただき、他社とは違う部分で協力できればと思っております。
2013年もパートナー様の声に耳を傾け、エンドユーザ様のご要望にお応えできるよう、新しい試みや施策をご提案して参ります。旧年同様、本年も大塚商会ビジネスパートナー事業部をどうかよろしくお願いいたします。
New Year Opinion 2013、「パートナー様に大きなチャンスが到来 皆様と共に発展できる関係を目指します」はこちら
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