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2006年7月時点の情報を掲載しています。
日本CA株式会社は、今年6月1日に社名変更し、新たなスタートを切った。これに先立ち、ライセンスプログラムをリニューアルし、製品1本からでも利用できるようになった。CAのライセンスプログラムは、CAのソフトウェアやメンテナンスサービスを合理的でリーズナブルに導入できる最良の購入手段であり、これによりソフトウェアの導入や運用に関わるコストと手間を大幅に削減することが可能になる。
コンピュータ・アソシエイツ株式会社は2006年6月1日より、社名を「日本CA株式会社」に変更した。新社名は、企業のITシステムを支えるマネジメント・ソフトウェアの世界ブランドとして、すでに多くの人々に親しまれている「CA」というブランド名と社名を統一し、一層の浸透を図るものだ。同社が目指すIT管理の「統合」と「簡略化」というビジョンとそれを実現するさまざまなソリューションを一層明確に連携させ、活力あふれる企業ブランドの構築を目指すことが狙いだ。
日本CA株式会社(以下、CA)では、ビジョンを具現化する手段として、ライセンスビジネスにも力を入れている。2005年12月に「CAライセンスプログラム」をバージョンアップし、リーズナブルで合理的なソフトウェア導入を可能にする、シンプルでわかりやすいライセンスプログラムを提供している。これにより、煩雑になりがちなライセンス管理の「統合」と「簡略化」を実現する。
CAのライセンスプログラムは、製品を購入する企業ユーザーの購入コストと管理コストを、購入ボリュームに応じて低減する。具体的には、パッケージ製品の定価よりも割安価格でCAの製品やサービスを購入できるようになる。また、複雑なレベル分けやポイント計算のない、わかりやすいライセンスプログラムを採用しているので、手軽にライセンス購入できることも大きな特長だ。
ライセンスプログラムを利用するユーザーにとってのメリットは、まず、ライセンス管理を簡素化できることだ。通常のパッケージ製品を購入した場合は、その数に応じて複数の登録IDやライセンスキーを管理しなければならない。しかし、ライセンスプログラムを利用すれば、購入製品が多くても、ひとつの登録IDとライセンスキーで管理することができる。そのうえ、1枚のCDで複数のサーバやデスクトップに、ライセンス購入した本数分のソフトウェアをインストールできるので、複数のメディアやマニュアルを持つ必要がなく、製品管理が容易になる。さらに、各ライセンスプログラムに応じたボリュームディスカウントによって購入コストを軽減できることも大きなメリットだ。初回購入時から2年間は、ライセンス価格での追加購入が可能になる。また、インストール用のメディアパックには、購入製品以外の最新のCA製品のトライアル版が同梱されており、それをいち早く試用することもできる。
一方、販売店にとってのメリットは、パッケージ製品の在庫管理やストックローテーションが不要になり、管理工数が大幅に軽減できることだ。さらに、メディアパックなどを指定した納品先に配送することも可能なので、無駄な流通コストを削減できる。また、CAからユーザーへ各種商品やサービスに関する情報提供が行われるので、ユーザーのCA製品への関心が高まり、継続的な購入につながり売上増も期待できる。
CAのライセンスプログラムは、製品の購入ポイントに応じた2種類のライセンスプログラムが用意されている。小・中規模企業導入向けの『オープンライセンスプログラム』と、中・大規模企業導入向けの『マスターライセンスプログラム』のふたつである。
このうち、『オープンライセンスプログラム』(以下、OLP)は、小・中規模企業ユーザーの導入に最適な、シンプルで利用しやすいシステムを採用している。ライセンス購入が可能な対象製品(表1)には、それぞれポイントが割り当てられている。従来は、初回オーダー時に合計で40ポイント分の製品を購入することがOLPを利用する際の条件だった。しかし、2005年12月に改定された現行のOLPでは、初回オーダー時のポイント制限がなくなり、製品1本からでも割安なライセンス価格で購入できるようになったのだ。加えて、初回オーダー時から2年間は、追加オーダー時もOLPのライセンス価格が適用され、先に紹介したライセンスプログラムのメリットを享受できるのでより利用しやすくなったといえよう。
一方、『マスターライセンスプログラム』(以下、MLP)は、大量にソフトウェアを導入する企業向けのライセンスプログラムで、より大幅なディスカウント価格が適用される。初回オーダー時に、合計で1,500ポイント以上の対象製品やサービスを購入して申し込むと、それ以降の2年間は、追加オーダー時もMLPのディスカウント価格が適用され、ライセンスプログラムのメリットを享受することができる。中・大規模企業の導入に配慮された最適なライセンスプログラムとなっている。
OLPとMLPでは、製品購入とメンテナンスサポートを組み合わせた、お得な「コンボパック」も用意されている。
『コンボパック』とは、「テクニカルサポート」と「製品アップグレードサービス」を利用することができるもので、契約期間が1年間と2年間の2つのタイプがある。「テクニカルサポート」は、平日9:00〜17:30の営業時間内にテクニカルサポートが受けられる。常にCAによる信頼性の高いサポートが受けられるので、ユーザーは、購入した製品を安心して利用することができる。
また、「製品アップグレードサービス」では、契約期間中は購入した対象ソフトウェアがバージョンアップされた際に、追加費用を負担することなく最新版にアップグレードすることができる。製品ごとに個別にサポート契約するよりも断然割安になるので、管理コストが大きく削減できる。また、契約期間終了後にメンテナンスサポートのみを更新することも可能だ。販売店にとっても、手間がかからずに売上増に結びつき、ユーザーに付加価値の高いサービスを提供できるので、ライセンス製品の販売時には『コンボパック』の購入を提案することをおすすめする。
なお、各ライセンスプログラムのポイントの詳細については、CAの価格情報サイト(
http://www.caj.co.jp/partners/buy/pricing.htm
)を参照していただきたい。
■「メディアパック」には、購入製品のインストール用CDのほかに、最新のCA製品トライアル版が同梱され試用できる
■
ライセンスプログラム対象製品
●バックアップ/リカバリ製品
BrightStor ARCserve Backup r11.5 for Windows
BrightStor ARCserve Backup r11.5 for Linux
BrightStor ARCserve Backup r11.1 for Laptops & Desktops
●セキュリティ製品(ウイルス、スパイウェア脅威対策、進入検知、コンテンツ管理)
CA Integrated Threat Management r8
eTrust PestPatrol AntiSpyware r8
eTrust Secure Content Manager r1.1
eTrust Antivirus r8
eTrust Intrusion Detection r3.0 SP1
■
『コンボパック』のサービスサポート内容
テクニカルサポート
平日 9:00〜17:30
の
テクニカルサポート
製品アップグレードサービス
バージョンアップ時、追加費用なしで最新版にアップグレードできる
■
製品購入例(ライセンス購入とパッケージ購入の比較)
【ソフトウェアライセンス】
・第19回 アドビシステムズ株式会社 【Vol.26】
・第18回 アップルコンピュータ株式会社 【Vol.25】
・第17回 マカフィー株式会社【Vol.24】
・第16回 株式会社トレンドマイクロ 【Vol.23】
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