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Up Front Opinion
2009年1月時点の情報を掲載しています。

New Year Opinion 2009今だからこそ ITでオフィスを 元気にする提案を


厳しさを増す2009年の市場環境
 2007年の後半からある程度厳しい世の中になっていくだろうと感じたので、昨年は公表予算数字を低めにしてスタートしました。投資家からは不評でしたが、この感覚はある程度正しかったと思います。
 下期は、かつて経験したことのない石油価格や原材料価格の高騰に続き、米国からのリーマン・ショックと急速な円高が襲いました。国内では基軸産業のひとつである自動車業界の大幅な減産と不振、国内上場企業の倒産件数も過去最高となり、一気に不況感が強まりました。
 私も予測して準備してきたつもりですが、それ以上のものでした。それだけ市場の動きが激しくなっています。世界経済から見れば基軸通貨のドルが機能不全を起こしています。今はグローバル化していること、レバレッジがかかっている分金額が大きいことなど、1929年の世界恐慌当時と比べて規模が大きく、世界同時不況の出口はまだ見えていません。何とか対策を立てて対応しようと世界各国は、国という範疇を超えて協調して動いています。けれども、しばらくは厳しい経済環境が続くのではないかと思っております。今が一番ふんばる時期かもしれません。


2009年のビジネスチャンスは しかし向かい風ばかりではありません。今年も新しいビジネスチャンスはあります。通信ではWiMAXなどが試験開始され、回線環境が見直されてくるでしょう。また2000年対応以後2順目のリプレイス時期にあたりますし、IPv6対応が真近になってきます。J-SOX法対応も見直される時期になるなど、いろいろ考えれば悪い話はないのです。
 昨年から、ブレード化や仮想化を前提としたサーバの統合が進んでいます。すべてがサーバ統合すれば良いかというとそうでもありません。障害時のレスポンスのことなどを考えれば基幹系は自社オフィスに置き、バックアップデータはセンターに置く。ASPやBPOなどをそれぞれ使い分けてコスト削減とセキュリティ対策を実現していくのが現実的ではないでしょうか。大塚商会ではこうしたニーズに応えるために、都内と関西地区に加えて、新たに秋葉原にもデータセンターを設置いたしました。
 不況下であっても営業を続けるためには、電話、コピー、FAXなどのOA機器は欠かせませんし、回線やオフィスサプライ、サポートも必要です。CO2削減施策など環境対応のソリューションも求められます。省エネ照明の切り札として普及が見込まれるLEDなども4月から省エネ環境推進のため助成金が交付されます。これらのソリューションを、お客様のニーズを捉えて総合的に組み合わせて提案できれば、大きなビジネスチャンスになります。


ITで会社を強くするお手伝い ここしばらく厳しい企業環境が続くものと思いますが、やがてどの企業においてもIT環境を本格的に整えなくてはならない年になると思います。
 企業が事業を継続していくためには、コスト削減や生産性を向上させることが必要ですが、倒産してしまっては、生産性向上もコスト削減もないのです。しかし、不況期の不安感があるときには、なかなか投資に踏み切れません。でもその不況の不安感がなくなったときに、企業を元気にできるのはITしかないのです。
 大塚商会の2009年のスローガンは「ITでオフィスを元気にし、お客様の信頼に応える」です。昨年は社内システムを刷新しました。情報系のExchangeを刷新して、モバイル系を含めて連動性を見直しましたので、情報系サービスインフラという根幹部分を一新しています。これは自社で経験して体感した良い点を、お客様に提案することができるということで、思い切って大きなIT投資をしたのです。これから現場と連携してサービスレベルを上げていくことが可能です。データ統合、コンプライアンスの仕組みづくりなどITを使った大塚商会の実証事例はまだまだあります。大塚商会自体をモデルケースあるいはショールームとして、パートナーの皆様のお客様へもぜひご提案していただきたいと思います。


サービス&サポートをぜひご活用ください
 ディストリビュータとしての大塚商会の特色は、マルチベンダー、マルチフィールドでハードウェアやソフトウェア商材に留まらず、サービス&サポートを提供できることです。これらを大塚商会が社内改革や営業活動で培ったノウハウとともにお届けすることができます。さらにエコ商材をはじめとした各種サプライ品をパートナー様のソリューションとして、ご利用いただける仕組みの「TPS-SHOP」や、機能を充実させ一層使いやすい形にして提供する「BPプラチナ」は、他社にはない大きなアドバンテージです。
 昨年から開始しましたBP事業部内にSEを常駐させて、パートナー様のソリューション提案やシステム導入の支援を行うサービスも好評です。昨年1年間で数多くのパートナー様にご利用いただきました。こうしたシステム構築や提案には豊富な経験と専門知識が重要です。経験に裏打ちされたノウハウを持った大塚商会にしかできないサービスですので、パートナー様がビジネスチャンスを捉えるためにもどんどんご利用いただきたいと思います。
 さらに、専門性が高い課題につきましては、大塚商会のグループ企業がお手伝いします。オープンソースや専門性の高いソフトウェア、オフィスの設計から受託開発まで、技術力とサポート力で必ずお役に立てることと思います。お困りのことがあればどんなことでもご相談ください。
 先行き不安が少しでも払拭されてきた時、最新のIT環境で社内を整えた企業の伸長は高いのです。しかも不況に強い財務体質に改善することもできます。パートナー様とともに、お客様の目線で、コスト削減と生産性向上がITで実現できることをしっかりと複合提案で訴えたいと思います。そして明るさを見出せる一年にするべく、BP事業部は精一杯努力いたしますので、今年もより一層のご愛顧を賜りますようにお願い申し上げます。

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株式会社大塚商会
代表取締役社長 大塚裕司



 
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