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巻頭特集 節電と工数削減で経費削減を提案 「攻め」のサーバインテグレーション
2013年5月時点の情報を掲載しています。

政権交代による政治主導で、円安・株高が続いているとはいえ、国内需要の景気回復を実感できるのは、数カ月先といわれている。いまだ冷え込みが厳しいIT投資の現状ではあるが、サーバの分野で新製品発表の動きがあった。オンプレミスのサーバ需要は、クラウド化の波に押されているが、すべてのデータを外部に保存することへの抵抗感は強い。そこで、リース満了などによるサーバ入れ替えの需要を見越し、現在のサーバ製品の動向をお伝えしたい。



折りにふれてサーバを買い替えて最新トレンドをキャッチアップする
 ほぼすべての企業がビジネスにITを活用している今、「サーバの導入」は「最新製品への買い替えや買い足し」を意味するようになった。買い替えの直接的な契機は「リース期間の満了」がほとんど。実際には、それに相乗りするかたちで「業務量増加に対応するための能力増強」「消費電力の削減」「ランニングコストの削減」などをねらうケースが多い。
 買い替えにあたって、企業はその時点で使っているものより優れた製品を選ぶことになる。能力増強がねらいなら、同じアーキテクチャでも「高速CPUと大容量メモリを搭載したサーバ」、サーバ室を広げずに増設するには、能力は同程度でも「サイズがコンパクトなサーバ」、ランニングコストの削減を目的としている場合は「運用管理の手間がかからないサーバ」といった具合だ。
 また、折りにふれて買い替えや買い足しをしていけば、サーバのトレンドもキャッチアップできることになる。Windows NT(Windows Serverの前身)が登場したころは、今でいうタワー型ばかりだったが、その後にラック型が登場。現在ではブレード型の人気も高い。そうしたトレンドにうまく乗るには、数年ごとの買い替えが欠かせない。


オープンシステムに向くラック型ブレード型は高い収容効率が魅力
 「タワー型」「ラック型」「ブレード型」。この3つの形態のうち、タワー型とはデスクトップPCを大きくしたような筐体の中にシステム基盤とハードディスクなどを収めたサーバのこと。筐体の底面に支持脚があり、事務室やサーバ室の床に置いて使用する。
 その後の主流となったのが、19インチ幅の金属製ラックにサーバを積み重ねる「ラック型」だ。床置きにするタワー型と違って、限られたスペースに多数のサーバを設置できることがこの形態の特長。止めネジの間隔と仕様が規格化されているため、メーカーが異なる製品を一つのオープンシステムとして組み上げるのにも向く。
 ブレード型は、2002年初めに登場した形態だ。この「ブレード」とは、ラック型よりもさらにコンパクトなサーバ筐体のこと。それをエンクロージャ(シャーシとも呼ばれる)の中に収め、エンクロージャを19インチラックに装着するのである。最大の特長は、きわめて高い収容効率が得られること。ただし、電力や空調設備の強化に迫られることが多く、エンクロージャ内の共通配線がパフォーマンス面でのボトルネック(隘路)になりやすいという課題もある。
 ところが、最新のブレード型では課題の多くが解決されつつある。消費電力と発熱量については省電力型CPUを採用するという対策が一般的だ。IBM Flex Systemのようにミッドプレーン(共通配線)のネットワーク周りの仕様を強化(最大アップリンク能力880Gbps)した新傾向の製品も登場している。


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■サーバ各タイプのメリット
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■提案時のアピールポイント
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【巻頭特集】

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・2013年のITビジネス市場予測 パートナー様のITビジネスを飛躍の年へ 【Vol.66】

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・このチャンスは逃せない! Windows 8の導入シナリオ 【Vol.64】

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