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第2特集 クラウドサービスとタブレットを組み合わせた業務提案 動画コンテンツで新しいビジネスの提案
2014年3月時点の情報を掲載しています。

インフラの整備と技術の進歩により、インターネット上の表現は、数値や記号から文章へ、そして写真から動画へと、移り変わっている。ビジネスにおける動画の活用は、今後の成長分野として注目されているが、この大きなビジネスチャンスの波を逃さないためにも、早い段階に興味をもち、着手することが重要だ。


動画を活用した新しいビジネスの提案とは?

直感ですぐに分かり、印象に残るビジネスでもぜひ活用したい動画
 ITでできるすべてのことを、自社ビジネスの成長と拡大に活用したい。
 おそらく、国内すべてのエンドユーザ様がこのような考えに基づいてIT戦略を立案し、実施しているだろう。具体的には、最新のサーバやPCとソフトウェアを導入し、クラウドサービスを提供しているサービスプロバイダと契約し、従業員にタブレットやスマートフォンを貸与する、といった取り組みである。
 このような背景のなかで、ビジネス活用として、注目されている分野がある。それが「動画」だ。
 ビジネスでのPC活用は財務会計、賃金計算、売上集計といった数値計算主体のアプリケーションから始まっている。その後、情報検索や知識管理(KM)といった文字主体の処理が加わり、デジタル静止画(スチル画像)が商品カタログやWebサイトで多く使われるようになった。その次にくるのがデジタル動画(ムービー)のビジネス活用である。
 この動画を活用することで、次のようなメリットが期待できる。

● 直感で分かる
● すぐに理解できる
● 感情に訴える
● 印象に残る
● 目に留まる時間が長い

 このような特徴が特に威力を発揮するのは、情報系システムのフロントエンド領域だ。
 例えば、消費者に情報を提供するためのWebサイト。文字よりもイラスト、イラストよりもスチル画像のほうが“ページビューを稼げる”(より多くの人に見てもらえる)ということはよく知られている。これに動画を追加すれば、訴求しようとする製品やサービスをより強く印象付けることができ、より長くWebサイトに滞留してもらえるわけだ。


デジカメと動画編集ソフトで制作クラウドや投稿サイトにも置ける
 では、動画コンテンツをビジネスにつなげるにはどのようにすればよいのか。
 まず、撮影用の器材はきわめて容易に提案できる。本格的なコンテンツを作るにはフルHDビデオカメラが一番だが、まずは、静止画用のデジカメ(デジタル一眼レフ、ミラーレス一眼、コンパクト)に内蔵されているムービー機能付きの機材でもある程度の撮影は可能。社内の閲覧用であれば、スマートフォンで撮影したムービーでも可能だ。
 撮影したデータは、動画編集ソフトウェアで「シーンの入れ替え」「文字入れ」「サウンド入れ」などの編集作業を実施。完成したコンテンツをファイルサーバやコンテンツサーバにアップロードし、Webページやその他のアプリケーションからアクセスできるような仕組みを提案したい。
 まずは、撮影機器と動画編集ソフトの提案がパートナー様のスタートとなる。パートナー様がコンテンツ制作を担当する場合は、機材提案と制作提案を行うことで、ビジネスの積み上げができるだろう。ある程度、継続してコンテンツ制作が受注できたら、次の提案として、パブリッククラウドによる配信を提案。もちろん、外部から閲覧するためのタブレットの導入も忘れずに行いたい。



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クラウドとタブレットを活用した概念図
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