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2007年1月時点の情報を掲載しています。
今やどの企業でもスパムメール対策には頭を悩ませている。しかし、なるべく手間をかけず、投資コストも最小限にとどめたいというのが本音だろう。サイオステクノロジーが提供しているセキュリティアプライアンスサーバ『EasyNetBox for Spam Filter powered by Sendmail』(以下ENBスパムフィルタ)は、そうした要望に応えてくれる製品だ。高性能な迷惑メール対策フィルタを搭載しながら、手間なく簡単に導入・運用することができる。
迷惑メールは日々増加し、PCユーザーに多大な弊害をもたらしている。そのひとつが業務効率の低下である。たとえば、受信トレイに大量の迷惑メールが送られてくると、業務に必要なメールと迷惑メールを振り分ける作業や、後から必要なメールを検索する作業に思いのほか時間を取られてしまう。また、迷惑メール自体を受け取ることによるストレスも業務効率を低下させる一因となっている。もうひとつは、個人情報漏えいの危険にさらされることである。迷惑メールの中にスパイウェアなどが紛れ込み、知らぬ間に個人情報が漏えいしてしまうことになれば、会社の信用問題にも関わる。さらに、迷惑メールに記載されているURLをクリックすることでフィッシングサイトへ誘導し、クレジットカードの番号などを盗み取ったり、個人情報を巧妙に聞き出して振り込め詐欺などに利用されるケースもある。まさに「百害あって一利なし」が迷惑メールである。
ところが、企業内で本格的な迷惑メール対策を実施するためには、専用サーバやソフトウェアを用意しなければならず、その構築費用もかかる。また、迷惑メール対策ソフトの多くは、企業環境に合わせた詳細な設定ができる反面、設定項目などが非常に多く、設定に多くの工数を必要とする。そのうえ、迷惑メール対策技術には、異なるさまざまなテクノロジが存在し、検知率は30%〜99%レベルまで大きな差がある。このため、迷惑メール対策フィルタの技術的評価は非常に高度な知識を要する困難な作業となる。さらに、誤検知によるユーザーからのクレーム対応などもシステム管理者の大きな負担となる。
サイオステクノロジーでは、こうした問題の解決策として、スパムメール対策の設定・導入・管理が容易に行え、なおかつ、投資効果の高いセキュリティアプライアンスサーバ『ENBスパムフィルタ』を提供している。LinuxやWindowsなど、あらゆるメール環境に対応する。
『ENBスパムフィルタ』の特長は、まず、導入・運用管理に手間がかからないことだ。動作検証の取れたハードウェアとソフトウェアがセットになっているため、導入が容易で構築費用も削減できる。あらかじめ推奨設定済みなので、手間なくすぐに利用できるのだ。このため、専任のシステム管理者がいない中小企業でも安心して導入できる。
そのうえ、業界最高性能の迷惑メール対策フィルタを搭載し、迷惑メールの検知率が98%以上と極めて高く、検出漏れはわずか1.20%である。これは他社製品と比べたときの大きな優位性だ。たとえば、スパムメールが受信トレイに100通送られてきた場合、そのうちの1、2通のみが受信トレイに残るだけで済むので、スパムメールを手動で取り除く手間が大幅に省ける。さらに、誤検知率も0.0001%と極めて低い。このため、誤検知によるユーザーのクレーム対応も少ないので、システム管理者の負担が軽減される。
ハードウェアには、耐久性の高い工業用の部品を使用しているので故障率も低い。外形寸法は195mm(W)×268mm(D)×80mm(H)の省スペースを実現し、放熱性の高い小型アルミ筐体を採用したファンレスシステム
なので、消費電力も50W以下に抑えられており、音も極めて静かだ。このため、日常業務を行っているオフィス内に設置しても場所を取らず気にならない。しかも、CF(コンパクトフラッシュ)スロットを装備し、CFからOSやアプリケーションを起動できる。CFは、ハードディスクと比べて格段に故障率が少なく、『ENBスパムフィルタ』の信頼性を高めるのに寄与している。
また、『ENBスパムフィルタ』は、検知したスパムメールを専用フォルダに格納するフィルタリング機能や、トラブル時のメール消失を回避する機能なども備えている。
『ENBスパムフィルタ』は、検知率98%以上と最も信頼性が高い迷惑メール対策フィルタ『Sendmail Mailstream Manager Anti-Spam』を搭載している。この迷惑メール対策フィルタは、海外のみならず日本国内の大手ISPや企業、大学などで多数の実績があり、英語など外国語の迷惑メールはもちろん、日本語の迷惑メールも同等の精度で検知する。特筆すべき点は、迷惑メールの検知率を高めるために先進的な「コラボレーション方式」を採用していることである。これは、ユーザーから寄せられたスパムメール情報の中から信頼できるものをデータベースに登録し、それを参照することでスパムメールを特定する方式だ。現在、同フィルタのユーザーは、全世界で2,000万人、国内で400万人いるといわれている。つまり、その膨大なユーザーとのコラボレーションによって信頼性の高いスパムメール対策を実現しているのである。正規メールが迷惑メールと判定される誤検知率も0.0001%と、ほぼ0%に近いことが実証されているが、誤検知があった場合でも、ユーザーからのフィードバックでほぼリアルタイムに修正が反映される仕組みとなっている。このため、管理者の負担が大幅に軽減される。
また、同梱されている統合管理ソフト『Sendmail Mailstream Manager』には、スパム対策や情報漏えい防止、コンプライアンスのためのメールポリシー設定や実施機能が実装されており、一元的に運用管理することができる。既存のメールインフラ環境はもちろん、将来の新しい技術標準や脅威にも柔軟に対応する。
サポートサービスも充実しており、メールやFAXによる技術サポートを提供している(サポート受付時間は平日10:00〜17:00)。サポート窓口では、ハードウェアとソフトウェアの問題に一括して対応し、ユーザー側で障害原因の切り分けを行う必要がない。契約期間内にハードウェアが故障した場合はセンドバックサポートを実施し、初期出荷状態で返却する。また、ソフトウェアに関しては、スパムメールのブラックリストなどのアップデートを定期的に自動で行う。サポートサービスは初年度は製品価格に含まれており、次年度から別途有償となる。いずれにせよ、ハードウェア保守とソフトウェアサポートがセットになっているので大変便利だ。販売パートナーにとっても、導入提案しやすい商材といえるだろう。
ユーザー数
価格
100ユーザーモデル
標準価格:655,000円、更新価格:225,000円
200ユーザーモデル
標準価格:810,000円、更新価格:300,000円
※200ユーザを超えるシステムをご希望の際は別途ご連絡ください。
※11月6日、テンアートニから社名を変更しました。
195mm(W)×268mm(D)×80mm(H)の省スペース設計。放熱性の高い小型アルミ筐体はファンレスで高い静音性を実現している
■『EasyNetBox for Spam Filter』導入例
導入メリット
・動作確認済みのため、導入、運用、管理に手間がかからず管理者負担を軽減できる
・ハードウェア、ソフトウェア一体なので、導入費用が削減できる
『Sendmail Mailstream Manager Anti-Spam』のポリシー管理画面。コラボレーション方式により信頼性の高いスパムメール対策を実現する
【Open Source Solutions】
・旧バージョンのLinuxを最新のハードウェアで利用できる仮想化技術を利用した旧Linuxサーバの持続稼動ソリューション『Virtual Linux Sustaining Solution』【Vol.29】
・ミラーリングの非同期モードにはじめて対応した データレプリケーションソフトウェア『SteelEye Data Replication for Linux v6』 【Vol.28】
・Windows環境でHAクラスタ化を低コストで実現するHAクラスタソフト『LifeKeeper for Windows v5.2』 【Vol.27】
・充実何でも相談、24時間対応、最新メディアを配送Red Hat Enterprise Linux『Plus』シリーズの新サポート 【Vol.26】
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