2011年は、円高やタイの洪水、欧州の経済危機など、本当にいろいろなことのあった年でした。日本で起きたこと、タイで起きたこと、それぞれが世界に影響しています。世界は、サプライチェーンでつながっていると改めて感じています。特に欧州では、リーマン・ショック以降、隠れていたものや、先送りしていたものが、表に出てきたという印象です。これまでのつけが回ってきたのではないでしょうか。製品を欧州に輸出する日本の各企業にとって、為替のレートの問題も含めて、先の展開が見えづらくなったと感じています。
昨年の3月、日本は震災の影響により企業活動は寸断され、6月頃まで一時的に物資が不足しました。その間の売上の落ち込みを支えてくれたのは、LED照明を始めとする節電対応商材です。特にLED照明は、数年前より力を入れてきた成果が数字となって表れたことを嬉しく思います。電球や蛍光灯と交換するだけで、作業効率を落とすことなく節電に貢献できるLED照明を、パートナー様のビジネスにもお役立てください。
国内外の景気の見通しは不安定な状況ですが、ビジネスの生産性を高め、活性化させるのがITの力です。特に中堅・中小企業の皆様は、IT化による業務の効率化とコストの低減を望まれています。今年は、事業継続のソリューションと節電対策に期待できます。これはパートナーの皆様にとっても大きなビジネスチャンスです。
震災の影響もあり、事業継続や災害対策のソリューションとして、クラウドコンピューティングが注目されていますが、企業の場合、すべてのIT資産を社外のサーバに置くわけにはいきません。Webサービスを利用するのか、手元に置いた方がいいのかは、サービス内容や規模で選択する時代となり、双方を組み合わせたハイブリッドクラウドが主流になりつつあります。リアルだけでもなくWebだけでもなく、ビジネスの窓口を柔軟に多方面から増やすことで、ビジネスボリュームは拡大します。そのためには、必然的に商品やサービスの全般的な知識が要求され、お客様ごとの提案が必要となります。
弊社のビジネスは、コピー機販売中心の時代から、ハード、ソフト、SI、サービス&サポートの拡充、さらに文具や生活用品、そしてオフィスサプライなどに商材の幅を拡大して参りました。これまではプロダクトごとに、担当営業がお客様のもとへお伺いする分業型の体制でしたが、お客様のニーズにあわせて、複数の分野の商材を一括して提案する体制を推進しています。営業窓口を一元化しながら、すべてのご要望に短時間でお応えできれば、お客様の利便性は向上します。弊社やパートナー様にとってもコピー用紙やLED電球のお話から、社内システム全体のリプレースまで商談が進むチャンスが生まれます。
昨年は、この体制が各営業部に浸透し、数多くの複合提案や総合提案の進展したことを実感しています。今後もこの体制を維持し、お客様が望まれるサービス体制を構築いたします。パートナー様には、この環境をご利用いただき、利益の確保にお役立てください。
新しい電化製品が次々に登場していた子供時代、「街の電器屋さん」は、製品を売るだけでなく、使い方から壊れたときのサポートまでなんでも相談できました。すごく親しみと信頼感があり、困ったときは、頼めばなんとかなるという安心感を覚えています。常に新しい商材を提案する弊社のビジネスは、イメージ的に当時の「街の電器屋さん」の役割に合致します。お客様とは、このような“頼りがい”のある、安心感を提供できる関係でありたいと思っています。
お客様との信頼関係を高めるきっかけとなるのが「たのめーる」です。必要な商品を電話1本でお届けする「たのめーる」は、創業時からのサービスを今の時代に合うように替えたものです。「たのめーる」は、ドアオープナーとして非常に優秀で、そこからお客様のオフィスの困りごとを解決するに至っています。BP事業部では、それをそのまま御社のサービスとしてご提案いただける「TPS-SHOP」を用意しています。この仕組みをご利用いただき、パートナー様のビジネスチャンス拡大にご活用ください。
また、クライアントPCでは、まだまだWindows XPが活躍しています。ということは、PCのリプレース需要はこれからが本番です。今後の展開に期待の持てるPCやサーバの入れ替えをお手伝いする際に、LED照明やサプライはもちろん、弊社独自のサービス&サポートをアドオンすることで、他のディストリビューターとは違う部分でパートナー様と信頼関係を築いていただきたいと思います。
今後もパートナー様と共に、お客様の目線で、辰年に
ふさわしく飛翔する一年にするべく、BP事業部はより精一杯努力致しますので、今年もより一層のご愛顧を賜りますようにお願い申し上げます。
New Year Opinion 2012、「2012年、パートナー様の ご活躍をお手伝いする BPのサービス&サポートを ご活用ください」はこちら
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