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| 2007年7月時点の情報を掲載しています。
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BPN：サーバ仮想化は間違いなく現在のITトレンドのひとつです。さまざまなところで、仮想化、仮想化ということが言われています。その結果、仮想化という言葉は定着しましたが、仮想化技術の本当のメリットが理解されているかというと、そう言いきれない部分もあるのではないかと思います。特に仮想化技術の用途をサーバ統合に限定し、メリットをコスト削減に限定して理解している人が多いように思います。 平松：おっしゃる通りです。仮想化の中でもサーバ仮想化は、いま最もホットな分野です。仮想化サーバ市場は、2009年には約150億ドル規模になると言われています。サーバ仮想化の重要性については、多くの場所で語られているので、多くの皆様が理解していらっしゃるようです。しかし、サーバ仮想化によるメリットを、コスト削減のみと考えているお客様もいらっしゃいます。サーバ統合によるコスト削減は、確かにサーバ仮想化の大きなメリットのひとつですが、仮想化のメリットはそれだけではありません。仮想化には、さまざまなメリットがあります。そうした仮想化の本当のメリットをお客様に伝えるために、セミナーなどの場で、お話をさせていただいています。 BPN：コスト削減というメリットはわかりやすいのに比べて、その他のメリットは、仮想化技術について、ある程度理解していないと、わかりにくい部分もあるのではないでしょうか。そこで本日は、主にコスト削減以外の、サーバ仮想化のメリットについてお話をうかがいたいと思います。さっそく本題となるサーバ仮想化のお話に入りたいところですが、その前に、まずネットワールド社が扱っているVMwareの仮想化製品のラインナップから、整理してお話しいただけますか。  平松：当社が扱っているVMwareの仮想化製品は、大きく分けて3つあります。第一に、企業向けに仮想インフラを提供する統合スイートとしてVMwareInfrastructure製品があります。この統合スイートには、x86サーバ仮想化の基盤となるVMware ESX Serverが含まれるVMware Infrastructure 3という製品と、仮想サーバを集中管理するためのVMware VirtualCenterManagement Serverという製品が含まれます。VMwareInfrastructure 3には、用途に応じて、Starter、Standard、Enterpriseという3つのエディションがあります。お客様はこれらの製品を組み合わせることにより、最適な仮想インフラを構成することができます。従来は個別に提供していたサーバ仮想化ソフトウェアと管理ツールを、統合スイートとしてまとめているところに大きな意味があります。 BPN ：なるほど。そのあたりについては後ほど詳しくうかがいましょう。 平松：第二に、開発者やQA（品質保証）などに携わる技術者向けの仮想化製品として、VMware Lab Managerという製品と、VMware Workstationという製品があります。2つの製品は、開発やテストの規模によって使い分ける必要があります。当社では、チームでの開発やテストにはVMware Lab Managerを、個人レベルでの開発やテストにはVMware Workstationをお勧めしています。VMware Lab Managerの仮想インフラ上に、あるいはVMware Workstationの仮想マシン上に開発環境やテスト環境を構築することで、設備投資の削減はもちろん、開発やテストにおいて最も手間のかかる環境構築の時間や工数を大幅に短縮できるため、開発・テストサイクルやプロジェクト期間を短縮し、重要なタスクに時間やコストをシフトでき、生産性を向上させるといったメリットがあります。 BPN：VMware Lab ManagerとVMware Workstationは、開発者向け、技術者向けの仮想化製品という位置づけですね。仮想化技術を利用することにより、開発やテストを効率化することができるということですね。 
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 株式会社ネットワールドストラテジックプロダクツ営業部Citrix/VMware セールス& テクニカル課長 平松健太郎氏 |
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